糖尿病の方でも使っていい甘味料を調べていた時、砂糖のかわりにはちみつを使うといいと聞きました。
「あれ?はちみつってGI値が高くなかった?」
と思い、調べてみました。
そうすると衝撃の事実が!
はちみつといってもいろんな種類があります。
基本的にはやはりはちみつはGI値が高く、血糖値を急上昇させてしまう甘味料です。
しかしその中で、32~40ほどの低GI値のものがあることがわかりました。
甘みってほしいですよね。
これなら活用できる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
詳しく紹介します。
目次
はちみつとは?
はちみつは、古くから使われている天然の甘味料です。
ビタミンやミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど栄養価が高いことで知られています。
ミツバチが様々な花の蜜から集めてきたものなので種類が豊富!アカシアやレンゲ、クローバーなど、いろんな種類があります。
また産地によっても異なるため、味や香りに違いがあるのもはちみつならではの特徴です。
1歳未満の乳児は食べてはダメ!
はちみつは、1歳未満の乳児が食べると、ボツリヌス症が起こる可能性があります。
食べさせないようにしましょう。
GI値は?
GI値(グリセミック・インディックス)とは、「食品によって食べた後の血糖値の上昇度が違うことに着目し、開発された、糖質を質的に評価するための指標です。50gのブドウ糖を摂ったときを基準値100とし、糖質量として同量の他の食品を摂り、基準との比較で算出します。」
砂糖のGI値を見て見ましょう。
幅はありますが、とても高いです。
一方はちみつは、
と言われています。
砂糖に比べれば若干低いですが、この数値では血糖値の急上昇は免れません。
砂糖の代用として使うのは難しいのではないでしょうか?
・・・
これで終わってしまっては、書く意味がありません。
そうなんです。はちみつの中に低GI値のものが調査によって判明しました。
おすすめのはちみつは?
はちみつにはいろんな種類がありますが、その中で糖尿病や予備群、血糖値が気になる方におすすめできるものが3つあります。
GI値 | |
アカシアはちみつ(国産) | 38 |
アカシアはちみつ(ルーマニア産) | 32~50 |
レンゲはちみつ(国産) | 低GI値 |
一般的なはちみつのGI値が75~88と言われているので、かなり低いですよね。
またはちみつは砂糖よりも甘さが強く感じやすいので、砂糖の約3分の1程度の量で、砂糖と同じ甘さにできるのもポイント!コクもでます。
砂糖のかわりにはちみつを使うメリットです。
アカシアはちみつ(国産またはルーマニア産)、レンゲはちみつ(国産)であれば、使っても大丈夫な方はいらっしゃるのではないでしょうか?
自己血糖測定を行い、大丈夫であれば、砂糖のかわりに適量使うのはいいかもしれません。
糖質制限としては○or×
GI値は確かに低いものもありますが、糖質制限的には。
糖質制限をされている方は、GI値ではなく、糖質の絶対量から判断します(食品100gあたり糖質が5g以下であれば「低糖質」)。
はちみつは、果糖、ブドウ糖、ショ糖で構成されています。
低糖質にはあたらず、糖尿病の患者さんによってはお砂糖を摂取したときと同じく急上昇してしまいます。
糖質制限食としてはダメな甘味料です。
まとめ
はちみつは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど栄養が豊富。健康食品として利用している方も多いです。
しかし砂糖に比べ若干ましですが、GI値が高く、血糖値が急上昇してしまう甘味料です。
そのため、糖尿病や血糖値が気になる方は摂るのは控えたいもののひとつです。
ただし、以下の3つに関しては低GI値です。
- アカシアはちみつ(国産)
- アカシアはちみつ(ルーマニア産)
- レンゲはちみつ(国産)
糖質制限食としてはダメですが、体の状態によっては砂糖のかわりとして使用できる方がいらっしゃるかもしれません。
血糖測定で血糖値の上昇具合をチェックし、許容範囲内であればご活用ください。
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