難消化性デキストリン【血糖値を下げる食品】安全面重視の選び方

難消化性デキストリン

難消化性デキストリンは、じゃがいもやとうもろこしなどに含まれるデンプンをアミラーゼで加水分解し、その中から消化されにくい成分を抽出し、調整した水溶性食物繊維です。

「難消化性デキストリン」という名は化学成分のような気がしますが、そうではなく、もともと食物に含まれている成分です。自然由来のものなので、その安全性は高く、過剰摂取をしなければ副作用の心配がない安心して食べられる食品です。

そしてなんといっても難消化性デキストリンには【食後血糖の上昇を緩やかにする】という働きがあります。

科学的根拠(エビデンス)あることから、【特定保健用食品(トクホ)】の関与成分として認められている「難消化性デキストリン」。

父も、まず最初に買ったのが難消化性デキストリンが入ったトクホ商品でした。父の身体ともあって、食後の血糖値が緩やかになっています。

とても身体を助けてくれるサポート食品なんですが、ただ、トクホの商品は高いんですよね。毎食となると・・・

何か良いものはないかとネット検索していたところ、難消化性デキストリンそのものが販売されていることを発見!

スーパーなどではなかなか見つからない、ネットだからこその良さがありました。

しかし実際購入しようとしたところ、いろいろ注意しておきたいところがあったので、ここでまとめておきたいと思います。

選び方を間違えると体に影響することもあるので、ぜひチェックしてください。

目次

難消化性デキストリンとは

難消化性デキストリンまず「難消化性デキストリン」について簡単に紹介したいと思います。

「難消化性デキストリン」とは、「消化されにくいでんぷん」という意味で、水溶性の食物繊維の一種です。

自然由来のもので、日本の消費者庁や米国食品医薬品局に安全性の高い食品として認められています。

食事と共に摂取することで小腸での糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪値の急激な上昇をおだやかにする効果があり、【特定保健用食品(トクホ)】の関与成分として認められいます。

味にクセがなく、熱および酸に対する安定性、保存性などに優れているため、様々な食品に添加しやすく、使いやすいのが特徴です。

さらに詳しい情報(安全性、摂取量、副作用、摂取を控えた方がいい人など)は、「トクホでよく目にする難消化性デキストリンって何?」に書いていますので、ぜひこちらもお読みください。

「糖の吸収を穏やかにしてくれる働きがある」という難消化性デキストリン。特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品によく含まれている成分で、血糖値が気なる人にとっては魅力的な成分です。そこで、難消化性デキストリンとはどんな成分なのか、どんな効果があって、どのように利用するといいのか。またどんな副作用や危険性があるか調べてみました。

購入前に絶対チェックしておきたいポイント

「【特定保健用食品(トクホ)】を購入しているけれど、高い!」

「家使いにはより安価な「難消化性デキストリン」を使いたい!」

そんな方も多いのではないでしょうか?

私の家でも最初は【特定保健用食品(トクホ)】のみを使っていましたが、食後の血糖値を穏やかにする成分が「難消化性デキストリン」なので、家では「難消化性デキストリン」単体を使用し、使い分けを行っています。

しかし、いざ購入しようとしたところ、「これって安全なの?」「安心して食べられる?」と気になる点がいくつか見つかりました。

購入する前にぜひチェックしてポイント紹介します。

とうもろこし由来と小麦由来がある

とうもろこし難消化性デキストリンの原材料には、主にとうもろこし由来と小麦由来があります。

小麦由来のものは精製過程で小麦タンパクを除去しているためアレルギーを引き起こす可能性は低いとのことですが、小麦アレルギーのある方は避けたほうがよいかもしれません。

原材料の欄をしっかりチェックしましょう。

遺伝子組み換えの有無

遺伝子組み換え食品とは、人工的に遺伝子組み替えが行われたもので、「健康被害がある可能性が高い」といわれています。

できれば避けられたほうがいいと思います。

「遺伝子組み換えなし」「非遺伝子組換え」と表示されているものを選びましょう。

「国産」でも原料は「外国産」かもしれない

「国産」という言葉に惹かれますが、よく見ていくと「原料産地:米国(アメリカ)」などになっているものが結構あります。

加工が日本でも、そもそもの原料となるのがどこのものかは重要です。遺伝子組み換え商品が使われているかもしれません。

「国産」という言葉だけでなく、原料が”どこ産”のものかチェックするのも忘れずに。

「難消化性デキストリン」のみの商品のほとんどは、【特定保健用食品(トクホ)】に指定されていません。

しかしこの点については、消費者庁に申請していないだけで、特に問題ないと考えます。

「難消化性デキストリン」自体に食後の血糖値の急激な上昇をおだやかにする効果があるからです。

気をつけたいのは、原材料。安全度が高い商品かどうかをしっかりチェックすることが大切です。

遺伝子組み換えをしていない、とうもろこし由来の商品は?

現在、安全度が高いと考える「遺伝子組み換えをしていない、とうもろこし由来」の商品を紹介します。

◆難消化性デキストリン (スーパー即溶顆粒) 500g LOHAStyle
フランス産非遺伝子組換えトウモロコシ由来の難消化性デキストリン。

グルテンフリー、アレルゲンフリー。

合成甘味料・添加物不使用!100%天然の食物繊維です。

レストランでも使用されています。

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◆難消化性デキストリン(フランス産)400g NICHIGA(ニチガ)
・GMO(遺伝子組み換え) 不使用
・残留農薬 検査機関にて検出せず(不検出)

袋にもこだわり、ガスバリア性、防湿性、遮光性に優れ、強度も高いチャック付スタンドアルミ袋が使用されています。

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食べ方(使用法)

お茶

味にクセがなく、熱および酸に対する安定性、保存性などに優れているので、いろんな食べ物に加えやすいです。

お茶やお味噌汁、コーヒーなど、サッと加えるだけ!

ポイントは、食前に摂ること!

水溶性食物繊維は、食前に食べることでその後に食べる食べ物の吸収スピードを緩やかにすることができるからです。

食後の血糖値が気になる方は、必ず食前に摂るようにしましょう。

難消化性デキストリン初めての方におすすめ!【トクホ】商品

難消化性デキストリンを使用したことがない方は、まず科学的根拠(エビデンス)がある【特定保健用食品(トクホ)】から始めてみてはいかがでしょうか。

父も【特定保健用食品(トクホ)】から始め、今もシチュエーションにあわせて活用しています。

主な商品を紹介します。

伊藤園「緑茶習慣」

難消化性デキストリン5.1g。また茶ポリフェノール(カテキン類を含有)も109mg入っています。

製品の原料から製造、流通に至るまで一貫した品質管理体制を構築した安心の国内製造で、伊藤園こだわりの国産緑茶だけを使用!

個包装なので携帯にも便利です。通販限定。

賢者の食卓

【特定保健用食品(トクホ)】に指定されている「難消化性デキストリン」単体商品です。

「糖分や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにします。」

個包装なので持ち運びにも便利!

ドラッグストアなどで購入できます。

フィットライフコーヒー

食物繊維たっぷり!難消化性デキストリン6.4g。カフェインも他のインスタントコーヒーに比べ若干少なめの55mg。

洋食やパン食などにおすすめです。

個包装なので携帯にも便利です。

高めの血糖値が気になる方や、糖の吸収を穏やかにしたい方におすすめ!食事に含まれる糖の吸収を穏やかにし、食後の急激な血糖値上昇を抑えてくれる特定保健用食品(トクホ)「フィットライフコーヒー」。特徴を詳しく紹介します。

ポイント個包装になっていて持ち運べるのはとっても便利です。

甘いものや脂っこいものを食べる機会も多い外食先でこそ、難消化性デキストリンが役立つので。

おすすめです。

まとめ

難消化性デキストリンを使用した商品はたくさんありますが、ずーっと続けていくことを考えれば毎回【特定保健用食品(トクホ)】というのはお財布にやさしくないですよね。

「難消化性デキストリン」単体の商品は、【特定保健用食品(トクホ)】であるものはほとんどないのですが、食後の血糖値を穏やかにするという効果は「難消化性デキストリン」の成分にあることを考えれば、準じるものと考えます。

【特定保健用食品(トクホ)】としての表示許可「食後の血糖値の上昇が穏やかになる」とは記せませんが、うまく活用すると体にもよく、お財布にもやさしい!無理なく続けられます。

食べ物や飲み物の風味を変えることなく混ぜられるのがメリット!

購入に際し注意するポイントは、商品によって、

  • とうもろこし由来と小麦由来がある。
  • 遺伝子組み換え不使用のものと、記載がないものがあること。
  • 「国産」でも原材料は「外国産」であるかもしれないこと。

です。

この点をしっかりチェックして、購入してください。

難消化性デキストリンは、糖尿病の改善を目的とするものではありません。

またすべての方に効果を保証するものでもありません。