座りっぱなしでいると、糖尿病のリスクが91%増!?

座る

突然ですが、今どんな状態ですか?

立っていますか?

座っていますか?

もし座っているとしたら、30分以上経っていませんか?

30分以上座り続けているなら要注意です!

脳卒中や心筋梗塞、がん、うつ病、認知症などのリスクを高め、糖尿病のリスクは、なんと、91%増!!

座りっぱなしでいるというのは、それほど危険なんです!

なぜ座りっぱなしがこんなにもリスクを高めるのか、対策について紹介します。

目次

なぜ危険?

デスクワーク現代になり、大変便利なものがたくさん生まれました。

例えば、車や電車での移動、エレベーターやエスカレーター、パソコンでのデスクワーク、長時間座ってテレビ観賞、座ってスマホ・・・

便利とともに、座りすぎになる原因が増大してしまいました。

それに伴い、脳・心血管疾患などのリスクが上昇し、2型糖尿病に至っては91%も増えるというデータもあります。

座りすぎ研究の最先端であるオーストラリアの研究機関が公表したデータによると、

テレビを1時間座りっぱなしで見続けた場合、余命が22分短くなる。

それが1ヶ月続けば、余命は11時間短くなる。

さらに1年、2年と続けば・・・

怖い話ですが、データで実際に出ている事実です。

どうしてそうなるの?

血管

体は、座って5分もするとたちまち悪化します。

30分後には、血流速度が70%も低下することがわかっています。

座り続けると、お尻から太ももが圧迫され、血流が滞ります。

血流が滞れば、代謝機能も低下。

血中への糖の取り込みや脂肪の分解がスムーズにいかなくなる。

余分な糖や脂肪があふれ、血液がドロドロ状態に。

動脈硬化、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症、脳梗塞や心筋梗塞などの血管疾患、がん、うつ病、認知症などのリスクが高まる。

糖尿病の発症には、肥満や甘いものの食べすぎ、タバコなど、いろいろ悪い習慣がいわれますが、ただ座っているだけ!

ただそれだけで病気のリスク、死亡のリスクをものすごく上昇させてしまいます。

対策は?

座っている時間を立つことや動くことに変えることが重要です。

よく平日はなかなか時間がないので、週末、休日にまとめて運動をするという方もおられますが、これではリスクは軽減できません。

大切なのはこまめに体を動かすこと。

20~30分座ったら、2~3分立って歩くのが理想的です。

といっても、家でのんびりテレビを見ているならCMごとに立ち上がって動くということもできますが、デスクワークなどではそんなことはなかなか難しいですよね。

最近は、机が上下に動き、立ってデスクワークができるような会社も出てきていますが、まだまだ珍しいことです。

そこで、座ってでもできる簡単な運動を紹介します。

血流促進ストレッチ

かかと上げ下げ運動

  1. かかとの上げ下げ椅子に座ります。
  2. かかとを床につけたまま、つま先を上げれるところまで上げます。
  3. つま先を下ろして床につけます。
  4. つま先を床につけたまま、かかとを上げられるところまで上げます。
  5. かかとを下ろして床につけます。

ヒールを履いている方は脱いで、ふくらはぎを意識して行ってください。

膝の曲げ伸ばし運動

膝の曲げ伸ばし椅子の背もたれに背をつけないで、浅めに背筋を伸ばして座り、ゆっくりと片方の膝をまっすぐ伸ばし1秒間止めて、またゆっくりと元に戻します。
脚を伸ばすときに息を吐き、もどす時に息を吸いましょう。

片足ずつ、姿勢よく行ってください。

運動は意識して、定期的に行いましょう。

まとめ

ただ座っているだけ。

それだけなのに、がんや脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、高血圧、うつ病、認知症など、様々な病気の要因になってしまいます。

そのリスクは、座っている時間が長ければ長いほど上昇します。

座りっぱなしの怖さについては、世界中で警鐘が鳴らされており、リスクを減らすために、

  • 座る時間をできるだけ少なくすること。
  • 立ったり、歩いたり、体を動かしたり。

20~30分につき、2~3分立ち上がって動くのが理想です。

もちろんデスクワークなど難しいこともありますが、座ったままでもできる血流促進ストレッチを積極的に行いましょう。