食事の時、何を飲んでいますか?
水分補給では?
お茶やジュース、牛乳、炭酸飲料、お酒・・・
いろんな種類の飲み物がありますが、その中には血糖値を下げてくれる栄養成分が含まれている飲み物があります。
自然の恵みから得られる栄養成分なので、体にやさしく健康的です。
糖尿病や予備群、血糖値が気になる方におすすめの血糖値を下げる飲み物をまとめて紹介します。
目次
血糖値を下げる飲み物
緑茶
その中の一つ、静岡県立大学などによると、1日7杯の緑茶を飲めば、糖尿病一歩手前の状態でも改善が見込めるという研究結果がでているそうです。
毎日飲む習慣もちたいお茶です。
注目の成分:カテキン緑茶の苦味の主成分であるカテキンには、糖を消化するための消化酵素の働きを抑制する作用があります。
腸での糖の吸収を抑え、食後高血糖の上昇を防ぐことで、糖尿病の予防・改善に期待できる成分です。
緑茶には、カフェインやシュウ酸が含まれています。
たくさん飲んだほうがいいとはいえ、飲みすぎるのも危険です。摂り過ぎに注意しましょう。
コーヒー
その一つに、血糖値の上昇を抑える働きがあることがわかり、注目の飲み物の一つになっています。
ただし、いくつか注意することもあり、その一つは、お砂糖を入れないことです。せっかくの効果も、血糖値を急上昇させる砂糖を入れてしまっては
注目の成分:クロロゲン酸コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」は、血液中の糖の吸収をやわらげたり、脂質の代謝を促進したりする働きがあります。
その結果、血糖値の急上昇を防ぐことが期待でき、糖尿病の予防、改善につながります。
過剰にクロロゲン酸を摂取すると、ミネラルの吸収も妨げてしまうので注意が必要です。また、空腹時に摂取すると胃痛の原因になります。
注意!確かにコーヒーには血糖値の急上昇を下げる働きがあるといわれていますが、体質によっては上げてしまう方もおられるようです。糖尿病の方は、自己血糖測定器で上げる体質ではないかチェックしてください。
桑の葉茶
近年は、血糖値や血圧、中性脂肪を下げるなど生活習慣病を予防したり、ダイエットにも効果的といわれ、注目を集めています。
注目の成分:DNJ(1-デオキシノジリマイシン)糖質は、α-グルコシダーゼと呼ばれる糖分解酵素によって分解され体内に吸収されます。
DNJ(1-デオキシノジリマイシン)は、このα-グルコシダーゼの働きを阻害する作用があり、糖の体内への吸収を抑えます。
その結果、食後高血糖、血糖値スパイクを防ぎ、糖尿病予防、改善が期待できます。
近年、桑の葉関連の商品は大人気!
お茶だけでなく、青汁やサプリメントなどいろんなタイプの商品が出ています。
手軽に取り入れやすくなっているのでおすすめです。
ヤーコン茶
しかしヤーコンには血糖値を上昇させるでんぷんはほとんど含まれず、「フラクトオリゴ糖」と「食物繊維」でできています。
注目の成分:フラクトオリゴ糖フラクトオリゴ糖は難消化性であるため小腸で消化されず、おだやかに吸収が進むため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
他にも、腸内改善、便秘解消、ミネラルの吸収を促進、血中総コレステロール、中性脂肪を低下させるといった働きがあります。
ヤーコンは一般的にまだまだなじみにある野菜ではありませんし、秋~冬が旬で、一年を通して食べるのは難しいです。
その点、お茶だと一年を通して継続的に飲むことができます。
スティックタイプの飲み物
糖の吸収をおだやかにする成分とは、「難消化性デキストリン」や「イヌリン」。
スティックタイプなので、手軽にすぐ作れ、携帯にも便利です。
詳しくは「食後血糖値を穏やかにするおすすめサプリメント一覧まとめ」で紹介しています。
消費者庁長官が許可する特定保健用食品(トクホ)に指定されているものもあるので、おすすめです。
注意することは?
これまで紹介した飲み物は、一般的に血糖値を下げる成分が含まれているものです。
ただ体質によっては、下がらなかったり、下げるはずが逆に上げてしまったりする人がいます。
これは実際に試してみないとわかりません。
糖尿病の方は、自己血糖測定で上げる体質ではないかチェックしてください。
また、含まれる成分に食物アレルギーがある方はお控えください。
まとめ
どれも自然から摂れるものからできた飲み物で、血糖コントロールに効果が期待できる成分が含まれているものです。
薬ではないので飲んだから期待できるというものではありませんが、体は食べ物、飲み物から作られます。
日々何を食べるかはとても大事です。
体にやさしい自然の栄養成分をうまく活用し、摂り入れてください。